2020年の締めとして、今年一番使ったキャッシュレス決済のKyash Cardを紹介します。
昨年からキャッシュレス促進事業としてポイント還元が実施され一般的に広まったキャッシュレス決済ですが、ポイント還元が6月に終了したり、各社のポイントアップがひと段落して熱が覚めてしまった感じがありますね。
期間限定のメリットではなく継続して使っていきたいと思えるキャッシュレス決済としてKyash Cardのメリット・デメリットと2020年の利用実績を紹介します。
Kyash Cardの紹介
Kyashは株式会社Kyashが運営しているキャッシュレス決済サービスです。
金融(Finance)と情報技術(Technology)をミックスしたいわゆるフィンテックサービスです。
Kyashではスマートフォンの専用アプリでチャージしたお金を、リアルカードであるKyash Cardを使ってクレジットカードと同じようにお店で使うことができます。
リアルカードはグレー・シルバー・ピンクの3色から選ぶことができ、私はシルバーのカードを発行しました。カード表面にカード番号が記載されていないシンプルでかっこいい券面です。
Kyashの特徴
Kyashと一般的なプリペイドカードとの違いは、高いポイント還元率と利便性・安全性の高さにあります。
ポイント還元率
ポイント還元はKyash Cardとして決済額の1%分のポイントが還元されます。
さらに、クレジットカードでチャージした場合は、チャージ元のカードのポイントも貯まるためポイント2重取りができます。例えば楽天カードでチャージした場合、楽天ポイントで1%、Kyashポイントで1%の合計2%分の還元が受けられます。
溜まったポイントは、1ポイント1円としてKyashにチャージして利用することができるので、日々の家計の助けになりますね。
利便性
1. 多様な決済方法が使える
Kyash Cardは以下の決済が使えます。
- カード番号入力
- 磁気カード読み取り
- ICチップ読み取り
- VISAタッチ決済
- Apple Play (Quickpay)
特に国内 でも使えるお店が増えてきているVISAタッチ決済が使えるのが大きいです。
VISAタッチ決済ではSuicaのようにカードをかざすだけで支払いができます。店員さんにカードを渡さなくて良いので、昨今の衛生面の心配やカード番号を盗み見られる心配もありません。
普段使っているカードがタッチ決済が使えなくても、Kyashを中継することでタッチ決済ができるようになります。
2. 決済履歴の反映が早い
通常のクレジットカードでは、決済から支払いが履歴に反映されるまで1週間から2週間くらいかかります。そのため、支払い履歴見返したときに何の支払いだったか思い出せないような時もあったりしますよね。
Kyashではカードの決済が完了した瞬間に、以下のようにスマートフォンに通知が来ます。
また、決済履歴も同時に追加されるのでアプリでの家計簿管理も簡単です。
安全性
1. 利用条件をスマホアプリから設定できる
Kyashのスマホアプリでは決済額と利用店舗を制限することができます。
例えば以下のような設定で、国内の実店舗のみで上限1万円までの決済に制限できます。
2. 3Dセキュアに対応
インターネットでカード決済したときに、カード番号と別に本人確認する手段である3Dセキュアに最近対応しました。
Kyashの3Dセキュアでは事前に登録している携帯番号のショートメッセージに本人確認番号が送られてくるので、その番号を入力することで安全に決済できるようになります。
Kyash公式:3Dセキュア認証の方法
3. 不正保証制度がある
そこまで対策しても不正利用されてしまった場合にも不正保証制度があるので安心です。
Kyash公式:不正保証制度について
Kyashのメリット・デメリット
これまでの通りメリットはたくさんあります。
- 普段使いのカードの還元率を更に1%上乗せできる
- 便利なタッチ決済に対応
- 決済利歴の反映が早い
- 安全対策も十分
一方、デメリットはこのようなことがあります。
- 発行手数料が900円かかる
- ポイント還元上限は1ヶ月あたり500ポイント(5万円決済分)
- チャージに利用できるカードはVISAかMasterカードのみ
- 決済に利用できない店舗も一部ある
特に発行手数料がかかるので紛失には気を付けたいです。
2020年の利用実績
Kyash Cardを5月に入手して約7ヶ月、リアル店舗で直接使うカードとして利用してきました。プリペイドが使えないガソリンスタンドとETC以外ほぼKyashを使いました。還元は3,326ポイントもらえたのでカード発行手数料は十分ペイできています。
とくに近所のスーパーがVISAタッチ決済に対応したので便利な決済手段として利用できました。
2021年はどうするか
今はエポスゴールド修行中(ゴールドカードの招待状をもらうためのに実績を積む)なので、しばらくはエポスカードをチャージ元として利用予定です。一月あたり500ポイントの制限があるので、これまで通り実店舗用途とするのがちょうど良いかと考えています。
Kyashカードは普段使いのクレジットカードのポイントや利便性を補強してくれるサービスです。これまで対応していなかった3Dセキュアに対応するなど、ユーザーの声を聞いてサービスを拡張してきてくれているのでこれからも期待しています。
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